他に類のない派遣業界幹部向けの会員制メールマガジンを発行し始めて4年になります。派遣業界に 関する話題を斬新独特の切り口で取り上げ、多くの派遣会社管理職の皆様に愛読いただいております。そのバックナンバーの一部を御覧下さい。
東田康之
紹介予定派遣が拡大しています。
昨年7-9月期で紹介予定派遣実稼動者数は首都圏33社で前年同時期比59%Up、関西22社で68%Up,決定人数は同首都圏34%Up,関西35%Upとなりました。当社ホームページ掲載の資料を御覧下さい。 (表5-1・2)
このニュースバリューは大きいようで、1月6日の日本経済新聞本紙でも大きなスペースで取り上げられています(添付資料1『広がる紹介予定派遣』参照下さい)。この記事での注目情報は
紹介予定派遣については当然この通信をお読みの皆様の会社におかれましても紹介業免許をお取りになって取り組まれておられるかと思います。しかしどこまで確固たる戦略と体制で深堀りしておられるかと問えば、失礼ながら心もとないのではないでしょうか?その証拠に紹介予定派遣の社員化決定時に会社規定どおりの手数料をしっかりと請求し、獲得されておられる会社は少ないのではないでしょうか?早い話まだまだ「片手間仕事」の域を出ていないのが実情です。ところが大手会社に新しい動きが出てきました。
一つはご存知パソナ。紹介予定派遣に特化した全額出資子会社「パソナテンプトゥパーム」を昨年11月に設立、今年2月から東京・名古屋・大阪で営業を開始します(添付の②御覧下さい)。紹介予定専門の会社は業界初でしょう。3年内に売上20億円を目指すとの事。(派遣売上と紹介売上の合算なのか紹介売上げのみなのかはこの記事ではわかりませんが後者ならすごい数字です。)正式ニュースリリースはこちらです。(いまいち具体性がありませんが、、)
もう一つは紹介業界の横綱リクルートエイブリック(売上204億、2位のインテリジェンスは67億)が6月から紹介予定派遣に参入します。添付記事御覧下さい。
これは大変大きなニュースです。紹介予定派遣分野は今まで人材派遣会社が職業紹介業に参入すると言う形をとってきましたが、今回は逆に人材紹介会社が人材派遣業に参入する始めての(多分)ケースで、それも紹介業界最大手の参入だからです。
エイブリック紹介予定派遣の特徴はユニークで、
派遣期間を職務遂行能力を判定する期間としてではなく、人物を見る期間と位置づけているのがユニークです。だから1ヶ月で充分という事なのでしょう。これだと紹介会社として慣れないスタッフフォロー業務は必要ありません。さすがエイブリック、シンプルで納得性のある紹介会社らしい商品企画で、これは売れるでしょう。
これが広まった場合の派遣業界への影響ですが、(4)が派遣業界と募集対象層がダブるということ意外に『派遣期間粗利ゼロ』というのが頭の痛いところ。しかし派遣期間利益無い代わりに紹介フィーはしっかりいただくというのは見習うべきところです。今の派遣会社の紹介予定派遣は派遣期間も紹介フィーも中途半端な利益しか取っていないのが現状ではないでしょうか。ただこの方向に行けば行くほど派遣会社ではなく紹介会社の紹介予定派遣になってしまいますが、、、、。
ともあれ上記掲載アドレスのニュースリリース記事熟読されることをお薦めします。そして経営幹部の皆様は今一度自社紹介予定派遣の実情を精査され、今のままでいいのか虚心坦懐に見つめなおす必要ありかと思われます。正価の紹介手数料率に対し、実際の手数料率平均がいかほどか、また支社支店営業mgr間でバラつきが無いか、またそもそもそれに経営目標数値を設定しているのか、経営陣(皆様)がそれをうるさくマネジメントして来たのか、、。