私は本業紹介業のほかに、公開形式の業界入門公開セミナーを主催しております。講師は私で、派遣業会社に入社して間もない営業マン、コーディネーターに対し、業界入門のお話を丸一日かけて行うのですが(四半期に1回)、定番の業界現状分析では
「オーダーは多いがスタッフが集まらない。このスタッフ不足が
業界の成長を成約する要因になっている。皆さんそうでしょ。」
と問いかけると出席者が大きくうなずく、というパターンが昨年まで2年ほどは続いてきました。ところが、今年の1月、4月開催のセミナーで異変が起こりました。いつもの定番の上のセリフを言うと、参加者の多くが怪訝な表情を示すのです。私はどきりとして、「オーダー多いでしょ」と確認すると、「オーダー減ってます」と、、、。
減っている? お恥ずかしいことです。上のセリフは昨年までは通用しましたが、市場激変しているらしい、、。
この点皆様の会社ではいかがでしょうか?
今頃お前は気づいたのか、、、と笑われれば穴があれば入りたい心境ですが、そうでないかもしれません。そこで早速この「オーダー減少」が事実であるかどうかデータで確かめたいと思いまして、前置き長くなりましたが、これが今回市況通信のテーマとなります。
さて業界のオーダー数推移というデータは日本人材派遣協会の四半期業績調査にもその質問項目はありません。どうして調べるか?
手近なところでは求人サイトの派遣各社の掲載仕事件数を調べればいいのではないか。それしかない。
そこで調べて見ました。皆様におなじみの派遣集合サイト7社の過去1年半、4時点の関東、関西2ブロックの掲載仕事件数を表にしてみました。最新時点は昨日のものです。結果は添付の表ご覧いただくとして、その前に前提ひとつ。
この件数推移が業界オーダー動向を正確に現わすかは保証の限りではありません。各サイトの件数増減は各社の営業パワーのかけ方の関数でもあるので一概に業界動向を現すとは言えないからです。しかし各社とも一生懸命営業しているでしょうから、営業パワーを強化するところはあっても減らすところは無いでしょうから、それだけ頑張って件数減らしているとしたら、やはり業況変化を表しているでしょう。この複合要因をご理解のうえで添付表ご覧ください。結果どう読まれますか? 気になるのはやはり件数上位のサイトであるリクナビ派遣、はたらこねっとの動向です。関西より関東に変化傾向顕著です。



*今回は過去データの蓄積の有無の関係で関東、関西の2ブロックしか取り上げられませんで



したことを他ブロックの読者様にお詫びします。そのかわりにリクナビ派遣に限っての主要地区



の一般事務3ヶ月以上の支給時給、件数の昨年比表を添付資料の最後に付けましたので



ご参考に。