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東田康之
昨日18日の日経新聞朝刊に「人材サービス 成長踊り場に」との記事が掲載されました。
記事冒頭は
『派遣や紹介など人材サービス各社の成長が踊り場に差し掛かった。主要
企業の業績が失速、株価も低迷が続く』
お読みになられた方も多いかと思いますが念のため記事を添付します。
記事では踊り場に来ている理由を多くの具体的数値で説明しており、体感値としてはうなずけるものですが、私は天の邪鬼ですのでこの記事にないデータを私なりに出してこの記事が妥当かどうか考えたいと思います。というのはこの記事の根拠として「業績下方修正や増益率が鈍化する主要企業が多い」としていますが、業績予想は各企業の勝手な期待値ですし、増益率鈍化は各社戦略の反映の面もあって、この2指標とも必ずしも企業業績の悪化を示すとは言えないからです。やはり企業業績を反映する指標
は何といっても売上高伸び率前年比です。それも直近期間の指標がいいでしょう。
そこで上場派遣会社のIRページ(投資家向け)を開き、直近の半期決算の売上げ前期比伸び率を2期並べて、果たして『主要企業の業績が失速』しているかどうか具体的数字でお目に書けることにしました。
併せて株価推移も調べました。これは今年10月3日発信の市況通信235号で調べた上場派遣会社株価推移に2か月半後の昨日の株価を付け加えたものです。
結果は、、、。
パソナ、テンプの大手どころが確かに伸び率を落としております。しかし中堅どころは格差があり、一概に踊り場とも言えません。紹介はインテリジェンスもJACも好調で、これも踊り場とは言えません。まあ当たり前のことですが、どんな経済情勢の時にも伸びているところもあれば伸びてない会社もありで、ひとくくりに断定はできないのですね。このあたり新聞記者はそうではすまされないのでつらいところです。予断で書かざるを得ないのでしょう。
ところが、株価は、、、。これはひどいものです。株価は現在より将来を見渡す指標であるとすれば、日経記事はまさにそのとおりであります。あー買わないで良かった、、、。