他に類のない派遣業界幹部向けの会員制メールマガジンを発行し始めて4年になります。派遣業界に 関する話題を斬新独特の切り口で取り上げ、多くの派遣会社管理職の皆様に愛読いただいております。そのバックナンバーの一部を御覧下さい。
東田康之
労働者派遣法が制定されて今年で21周年を迎えます。
今この市況通信をお読みの方で派遣法制定の頃をご存知の方は殆どいらっしゃらないことと思います。ましてやその前の業界創生時代をおいておや、です。往時茫々として夢の如し、、、、。
今回はもう知る人が少なくなったわが派遣業界の創生期を知る派遣会社創業社長の証言をご披露します。株式会社マン・フライデー現会長の竹内義信氏の証言です。マン・フライデー社の創業は1969年(昭和44年)。日本最初の派遣会社が外資で1966年創業のマンパワージャパンであることはご存知のことと思いますが、マン・フライデー社はこれに遅れること3年後に創業された、日本生まれの企業としては最初の派遣会社です(テンプスタッフは1973年、パソナの創業は1976年)。
その竹内氏が当時の思い出を書き留めた小冊子「派遣前夜」を執筆され、昨年6月の日本人材派遣協会総会で出席の方々に配布されました。その時ご出席の方はご入手かとは思いますが、私は当然知りません。それがたまたま日本人材派遣協会のご好意で入手し、一読して、これはご存じない皆様方に是非お読みいただきたい貴重な資料と思い、竹内会長(今年からご令息が社長就任)に当市況通信への転載を許可お願いしましたところ快諾いただきましたので添付します。
これによると、当初の派遣法原案では認可対象業務は11業務で、秘書とファイリング職種は入っていなかったのですね。これが追加されたのは竹内氏のご尽力だったようです。当時このファイリングが無ければえらいことでしたから業界は竹内氏には大恩があることになります。また派遣業界創世記の生々しい多くのエピソードには感嘆しきりです。会社にしろ業界にしろ、創業期というのは独特の光芒を放つ時期で、この時期を疑似体験できるだけでもこの冊子は値打ちがあります。ぜひご一読ください。
この時期は派遣業界の「坂の上の雲」時代であったと申せましょう。
なおこれに関連する資料としては日本事務処理サービス協会(現日本人材派遣協会)設立10周年記念誌に掲載された記事もお読みください。
http://www.jinzaibf.co.jp/data0307.html